<おいしい情報をお届けするコラム>食品表示を正しく理解して活用しよう!

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スーパーなどで食材を買い物する時に、商品に付いてるラベルをじっくり見る派ですか? それとも気にしない派ですか?
2015年4月に食品表示法が施行されました。それまでは、「JAS法」「食品衛生法」「健康増進法」の3つの法律に分かれていた食品表示。
複雑な食品表示を一元化して、消費者にも事業者にも分かりやすくしたのが食品表示法です。
正しく知識を知ることは、健康的な食生活を送るのにとても大事なこと。今回は、食品表示について解説します!


農産物・畜産物・水産物などの生鮮食品には、名称と原産地が表示されています。

◆生鮮食品の表示の例(実際には赤字では表示されません)


包装品の例



加工食品には、名称と原材料名、内容量、期限、保存方法、栄養成分などが表示されています。
アレルゲンが含まれている場合や遺伝子組換え食品の場合も、原材料の欄に記載されています。

そして、期限表示には「消費期限」と「賞味期限」があります。食品は表示されている保存方法を守ることがとても大切です。


栄養成分は、原則として「熱量(エネルギー)」「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「食塩相当量」の5つが表示されています。

◆栄養成分表示の例

     栄養成分表示(1袋45g当たり)
     

アレルゲンの原材料表示については、必ず表示される7品目と表示が勧められている20品目があり、原則として個別表示されています。


個別表示とは「原材料ごとにアレルゲンを表記すること」。
表示欄が小さいなど個別表示ができない場合は一括表示「最後にまとめてアレルゲンを表記すること」が認められています。

 ◆個別表示の例(実際には赤字では表示されません)
  

また、保健機能食品制度とは、国が定める安全性や有効性の基準を満たした、健康の維持増進に役立つ食品を「保険機能食品」と称することができる制度のこと。
「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3つがあります。聞いたことありますよね?
保健機能食品以外の食品は、保健機能食品を装うような表現を使用することはできません。


健康維持の基本はバランスのよい食事、適度な運動と十分な睡眠。
保険機能食品は食品なので、医薬品のような効果は期待できませんが、栄養補給や生活習慣病の予防など健康づくりに上手に利用しましょう。


食品表示は、食品を購入する際に、その内容を知って適切に選択するための情報源です。
食品表示を正しく読み取ることで、毎日の食生活に役立てましょうね♬


 

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