学部・学科 | : | 健康栄養学部 管理栄養学科 |
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住所 | : | 沖縄県那覇市国場555番地 |
電話番号 | : | 098-832-1768 |
これからの10年を見据え~『健康』『栄養』に着目して。私たちを取り巻く社会は、超高齢社会の到来、国民生活の変化と多様化に伴う生活習慣病の増加が問題となっており、学術の急速な進歩とその専門性の進化、学際的研究に対する社会的ニーズの増加等、保健・医療・福祉・介護そして教育の分野で活躍する「人を対象とする栄養専門職」が求められています。 管理栄養士や栄養士、栄養教諭は、食事や栄養についての指導および管理等を専門とし、食に関する教育の充実や生活習慣の改善に貢献します。 沖縄県においては「食習慣の改善」を中心に据えて、「健康長寿おきなわ」の復活に重要な役割を担うことが期待されています。 健康栄養学部管理栄養学科は、沖縄県唯一の管理栄養士養成施設であり、これからの沖縄の食文化を支える人材育成を目標としています。
1年次 基礎力を身につける 主に、栄養学の専門基礎分野を幅広く学びます。正常な生体の構造や機能がおよび破綻した状態である疾病、健康管理および社会・環境と健康、生化学などの医学的な専門科目および栄養学の基礎を学びます。また、健康・栄養の促進および阻害要因の把握や課題分析に応用できる疫学・統計学について学びます。さらに、沖縄特有の食品を含めたそれぞれの食品素材の特徴、栄養学的特徴や利用法等について基本的な事項を学びます。 2年次 幅を広げる/専門性を高める/資格取得をめざす 食と栄養に関わる専門分野の基礎知識・基礎理論を学び、学生自らの専門性や探求心を高めます。また、医療職性の高い専門職としての基本的な学習、沖縄地域の食と健康の関係を深求・応用し、公衆衛生の向上に寄与することを目的とした科目を履修します。さらに、ヒトが食べることの意義、健康と栄養、健康の維持・増進、疾病予防へ活用できる基礎知識に加えて、基本的栄養管理の考え方をベースに、人間のライフサイクルにおける各ステージ別の生理的変化・身体的・精神的変化の特徴を理解し、個々の対象者の生活環境、身体状況や栄養状態に応じた健康増進のための栄養管理のあり方を習得します。 3年次 キャリアの方向性を考える 医療、教育機関、福祉分野の現場で管理栄養士の知識を活かし、理論・分析・計画まで幅広く実践できるよう、より専門性を高めるための理論体系を学びます。ここでは、栄養教育に関わる理論やモデル、カウンセリング技法を学び、栄養評価、栄養診断、栄養教育プログラムの計画、実施、実施結果の評価、プログラムの再立案や栄養教育の意義と特性、栄養教育マネジメントサイクルなど、一連の栄養教育を実践できる知識と能力を培うとともに、医療、福祉分野で栄養や食の視点から支援する専門職としての職業倫理観を培い、医療チームの一員として臨床分野における栄養マネジメント業務の遂行能力を養います。また、地域社会の健康・栄養問題および関連要因の把握、分析を行い、健康・栄養施策の計画立案、実施、モニタリング・評価、フィードバックまでの一連の公衆栄養活動を学び、理論を実習し公衆栄養管理能力の習得を目指します。さらに、給食運営に関する資源を総合的に判断し、栄養面、安全面、経済面全般のマネジメントを行う能力を養うことや、マーケティングの原理を理解し、応用するとともに、組織管理等のマネジメントの基本的な考え方や方法を取得します。 4年次 学びの集大成。そして飛び立つ準備。 栄養の専門家として、総合的実践能力を身につけることを目指します。管理栄養士の職務である保健、医療、福祉、教育などの現場における実践的トレーニングの第一歩として「臨地実習」を行います。この実習は、現場で実際に業務を体験し、臨地での課題発見や目標達成に向けて関連職種との協働関係を構築できるよう、関連職種に関する基本的な知識を学習するとともに、管理栄養士の職務について総合的に理解することを目的としています。さらに、ゼミでの演習や卒業研究を通して、1人ひとりが4年間学んできたことを集大成させます。就職活動はあくまでキャリアの初めの一歩であり、長い人生をしっかり生きていくために、これからの学びとキャリア形成について考える大切な時期です。社会に飛び立つ前の最後の助走期間として、大学にいる間だからこそできることを、後悔しないようにやりきりましょう。