2017/10/09

管理栄養士さとかんが行く！「栄養士のそこが知りたい」～薬局管理栄養士編【前編】～

お役立ち情報仕事

具体的にどんな仕事をしているのか？　意外に知られていない栄養士のお仕事。
さまざまな場所で活躍している栄養士・管理栄養士の仕事現場をリポートします。

青い看板が目印の「つばめ薬局」（東京都北区）

みなさんは「薬局管理栄養士」を、知っていますか。
「薬局に管理栄養士がいることは全く知らなかったんです」。そう話してくれたのは「つばめ薬局」に勤務する大倉実穂さん。

笑顔の素敵な大倉実穂さんは入社4年目の管理栄養士

高校生の時から、医療の道に進みたい。そして、薬と医療が直結した部分を栄養面から支えていきたいと考え、
城西大学・薬学部医療栄養学科に進学。
入学当初は病院栄養士をめざしていましたが、3年生の終わりごろ、調剤薬局実習でその考えに変化が…
病院では医師からの指示がなければ栄養相談はできません。しかし、薬局では立ち寄ってくれた人が気軽に栄養相談を受けることができる場所。地域の人々に寄り添ったセミナーなど、とても魅力的な活動を体験できたことが転機となったのです。

大倉さんが勤めている調剤薬局では、全員が国家資格を有している薬剤師と管理栄養士です。
年間10回以上も実施される、さまざまな研修は、医療に携わっている専門職としての意識や、質の高いサービスを培っています。
「あなたがいるから、この薬局に来た」というキャッチフレーズどおり、初めてこの薬局を訪れたとき、明るい挨拶や和やかな雰囲気など、とても雰囲気がよいことに驚きました。

では、薬局管理栄養士の仕事とは？

薬局管理栄養士が担当しているおもな仕事は4つです。

1.調剤事務
2.店舗での無料栄養相談
3.訪問栄養指導活動
4.各種イベント・セミナーの開催と参加

どの業務にも共通していることは、地域のみなさまの健康維持・増進にいかに社会貢献していくかということ。
薬局管理栄養士の活動は10年以上前から始まっています。
具体的なお仕事の内容は、次回に。