<おいしい情報をお届けするコラム>米の可能性が広がる米粉。いろいろな食感を楽しもう

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さまざまな料理やパン、お菓子など用途が多様で扱いやすいことなどから米粉が注目されています。米粉はうるち米またはもち米を粉砕したものです。
米の粉でもよく和菓子などに使われる上新粉や白玉粉、道明寺粉は製法が異なります。

米の主成分は炭水化物の良質のでんぷん。ほかにタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維などです。ご飯は癖がなく和食、洋食、中華などどんな食事にも合います。
米粉もいろいろな調味料や食材と相性が良いのが特長です。



米にはグルテンが含まれていません。グルテンとは小麦に含まれるタンパク質で、小麦アレルギーの原因物質です。米粉は小麦粉の代用食品としても使用されています。
米粉は粒子が細かくてさらさらしているので、お菓子作りでもふるう必要がありません。ほかの材料とも混ざりやすく、水分にもなじんでよく溶けます
米粉を使うとパンはもちもち、クッキーはさくさくの食感に焼き上がります。油を吸いにくいので、揚げ物の衣に使用すると油の吸収が抑えられからっと軽い仕上がりになります。
あんかけ料理や汁のとろみ付けにも便利で、手間が掛かるホワイトソースも米粉を使うと簡単。グラタンやクリームシチューが手早くでき上がります。

扱いやすく便利な米粉ですが、原料の米の産地や品種が異なることで製造業者によって含有成分にばらつきが生じてパンやケーキなどはレシピ通りに作っても仕上がりが違うことがあります。
農林水産省は今年3月に米粉の用途別基準を公表しました。小麦粉の強力粉・中力粉・薄力粉のように、どの米粉がどういう調理に適しているかを示すもので、製造業者の自主的な取り組みを促していきます。今後は菓子・料理用の1番、パン用の2番、麺用の3番と表示されて購入の際に選びやすくなります。

混ぜて焼くだけで、外はかりっと中はもちもちの食感の米粉のチヂミをご紹介します。卵焼き用のフライパンを使うことで裏返すのが簡単です。長方形に焼けるので切り分けやすくて見栄え良く仕上がります。

<米粉のチヂミ>



【材料 2人分】
豚こま切れ肉 80g
ニラ1束
米粉100g
鶏がらスープの素小さじ1
水150ml
卵1個
サラダ油大さじ2
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*つけだれ
しょうゆ大さじ1
酢大さじ1
ラー油少々

【作り方】
卵焼き用のフライパンを使います。長方形が2枚できます。
(1)ニラは3cm程度の長さに切ります。

(2)ボウルに米粉、鶏がらスープの素、水、卵の順に入れてよく混ぜ、豚こま切れ肉、(1)のニラを加えて混ぜ合わせます。

(3)卵焼き用のフライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、(2)の半量を流し入れ平らにならします。焼き色がついたら裏返し、サラダ油大さじ1/2をフライパンのふちから回し入れます。焼きあがったら同様にもう半量分を焼きます。

(4)食べやすい大きさに切って、たれを添えます。

普通のフライパンで焼く場合は1枚分です。
ワンポイント♬:焼く時にサラダ油が少ないとニラが焦げます。様子を見てサラダ油の量を加減してください。

(1人分 512kcal 塩分1.4g)




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