<おいしい情報をお届けするコラム>鍋で炊飯してみよう

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<おいしい情報をお届けするコラム>鍋で炊飯してみよう

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新米が店頭に並び始めました。
米の収穫時期は地域や品種によって異なりますが、新米とはJAS法では収穫した年の12月31日までに精米されて包装されたものとされています。


炊飯器ではごはんが炊きあがるまで40分以上かかります。鍋だと20分程度です。難しいと思われている鍋を使った炊飯ですが、時間と火加減さえ気を付ければ誰にでも上手にできます。
薄手の鍋は焦げ付くことがありますが炊飯専用の鍋や土鍋でなくても大丈夫。焦げ付きが心配な場合はテフロン加工製の鍋がおすすめです。ふたが必要ですがない場合はアルミ箔で代用します。

<鍋を使った炊飯の仕方>


(1) 精白米を洗いザルで水切りします。
(2) 鍋に(1)の米と米の1.2倍程度の水を入れて30分程度浸します。
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(3) ふたなしで強火で加熱します。
(4) 沸騰したらへらなどで鍋底からざっくりとかき混ぜます。
(5) ふたをして極弱火で15分加熱します。
       ※お焦げのようなにおいがしてきたら15分以内でも加熱は終了します。
(6) ガス台から下ろして10分蒸らしてでき上がりです。
       ※ガス台の五徳は消火後も予熱が続くので必ずガス台から下ろしましょう。

ワンポイント♬:炊飯器のスイッチを入れ忘れた時は、内釜の水と米をそのまま鍋に移して(3)の手順から始めます。

水加減や味付けが難しい炊き込みごはんですが、混ぜごはんなら簡単です。炊きたてのごはんに別に調理した具を混ぜ合わせて作ります。少量でも作ることができるのでお弁当などにも便利。具材を細かく刻んでおにぎりにしてもいいでしょう。

<鶏ごぼうの混ぜごはん>


【材料 2人分】
炊き立てのごはん1合分(茶碗2杯分)
鶏こま切れ肉150g
ゴボウ100g
キヌサヤ2~3枚
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サラダ油小さじ1
砂糖小さじ2
酒大さじ2
水大さじ2
しょうゆ大さじ2

【作り方】
(1)ゴボウはささがきにして10分程度水にさらしてから水を切っておきます。キヌサヤは筋を取って茹でて斜めに千切りにしておきます。
(2)サラダ油でゴボウを炒め、香りがたってきたら鶏こま切れ肉を加えて色が変わるまでよく炒めます。
(3)砂糖と酒、水を加えて弱火で煮て、ごぼうが軟らかくなったらしょうゆを加えて少し煮詰めて水分を飛ばします。
(4)ごはんに(3)を加え、しゃもじで全体を切るように混ぜて盛り付けます。(1)のキヌサヤを飾ります。

(1人分 461kcal 塩分2.3g)

<炒飯風の混ぜごはん>


【材料 2人分】
炊き立てのごはん1合分(茶碗2杯分)
豚ひき肉100g
卵2個
タマネギ1/2個(100g)
ピーマン1個(35g)
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サラダ油小さじ2
中華風の顆粒だし小さじ1
しょうゆ大さじ1
こしょう少々

【作り方】
(1) タマネギ、ピーマンは粗みじん切りにします
(2) フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、卵を溶きほぐして流し入れ半熟状に炒めて取り出します。
(3) フライパンをきれいにして残りのサラダ油を入れて豚ひき肉を炒め、色が変わってきたらタマネギを加えて炒め、タマネギが透き通ってきたらピーマン、中華風の顆粒だし、しょうゆ、こしょうを加えて混ぜ合わせて取り出します。
(4) ごはんに(2)と(3)を加え、しゃもじで全体を切るように混ぜます。

(1人分 359kcal 塩分1.6g)

JAS法とは「農林物資の規格化等に関する法律」の略




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