2019年度 食生活改善普及運動

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2019年度の食生活改善普及運動です。
食生活改善および普及活動を積極的に展開された養成施設の取り組みをご紹介します。

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静岡英和学院大学短期大学部 食物学科

【実施日】  
①9月17日(火)~30日(月)
②8月18日(日)、9月15日(日)
【実施場所】
①学内の学生食堂にて展示
②学内開催オープンキャンパス
【対象者】
①本学学生食堂を利用する学生および教職員
②食事・健康・栄養学を、これから学ぼうとする高校生
【実施内容】
食生活改善普及月間の9月に「野菜プラス一皿」と「おいしく減塩」について、食生活の見直しと健康意識の向上を図る目的で、学生食堂に卓上栄養メモと普及チラシの掲示を実施。
また、食生活改善普及運動の一環としてオープンキャンパス参加した栄養士を目指す高校生たちに、自分自身の食生活の見直すきっかけとなるようなチラシの配布とスライドによるプレゼンテーションを行いました。
【本取り組みの効果】
学生食堂を利用する方々から好評を得ることができたのが、学生食堂での卓上栄養メモの掲示。学生はもちろん中年世代の教職員のからも、健康や食生活の重要性の理解が高まったなどと感想が届きました。また、考案した簡単レシピなどを実際に試してみたという学生も!
オープンキャンパスに来校した高校生たちは、スライドを見ながら熱心に説明に耳を傾けていました。ある高校生からは、他人に食事の提供やアドバイスを行う前に自分の食事の見直しから始めたいとの感想もありました。
卓上栄養メモやチラシを作った本学科学生たち自身にとっても、メニュー試作を重ねる中で季節の野菜に興味を持ち、減塩の工夫を実践できたことは大きな学びとなりました。




徳島文理大学短期大学部 生活科学科食物専攻

徳島文理大学短期大学部生活科学科食物専攻は、オープンキャンパスに参加した高校生とその保護者、オープンキャンパス学生スタッフ、教職員に対し、「食事をおいしく、バランスよく」啓発ツールを用いて食育を行いました。

【実施概要】
・実施日  令和元年9月22日(日)
・実施場所 徳島文理大学第2試食室1406教室
・対象者  高校生とその保護者、オープンキャンパス学生スタッフ、教職員等20名

【実施内容】
学科説明会において、普及チラシを用いて、「食事をおいしく、バランスよく」食べることの大切さ、「毎日プラス1皿の野菜」「おいしく減塩マイナス2g」および「毎日のくらしにwithミルク」を解説。
引き続いて実施した模擬授業では、「栄養指導に挑戦してみよう~バランスのとれた食事って何だろう~」を題して、食事バランスガイドを用いて食事を見直し、実際に栄養指導を体験しました。

【参加者内訳】
人数内訳 高校生7名、保護者2名、学生スタッフおよび卒業生5名、教職員7名、計21名




帝塚山学院大学 人間科学部食物栄養学科

近年、国民健康・栄養調査等により若い世代において、朝食の欠食率が高い、1日に2回以上主食・主菜・副菜を揃えて食べる者の割合が低いなど不健康な食習慣が散見されることから、望ましい食生活実践に向けた支援が欠かせない状況にあります。
このような背景から、高校生、大学生を対象に「食事をおいしく、バランスよく食べる」ためのセミナー等を実施しました。

★オープンキャンパスでの「食事をおいしく、バランスよく食べる」ことを目指した体験ブースの設置
【実施日】2019年9月16日(月)11:00~15:00
【対象者】本学オープンキャンパスに参加した高校生とその保護者30名(高校生23名、保護者7名)
【内 容】「食事をおいしく、バランスよく食べる」ための基本知識の啓発(ポスター掲示)、ならびに対象者の日常的な食事について、食事バランスガイドを用いて振り返り、より良い食生活実践へ向けたアドバイスを行いました。

★「3・1・2弁当箱法」を用いた「食事をおいしく、バランスよく食べる」ためのセミナーの実施
【実施日】2019年 6月 19日( 水 ) 13:30 ~ 16:40/2019年 6月 26日( 水 ) 13:30 ~ 16:40
【対象者】本学人間科学部食物栄養学科3回生70名
【内 容】1食の適量と栄養バランスを整える料理選択型栄養・食教育教材のひとつである「3・1・2弁当箱法」の講義・実習を通して、「主食・主菜・副菜」を組み合わせて食べることが健康な食事の基本となることを学び、生活実践を促しました。講義・実習3か月後にあたる、食生活改善普及月間に「食事をおいしく、バランスよく」のポスターを学内に掲示するとともに、リーフレットを配布し、継続実践ました。
【本セミナーに関するアンケート:一部抜粋】
セミナー終了後、参加者70名(女性65名、男性5名)を対象にアンケートを実施。
参加者の居住形態は、「家族と同居」が68名(97.1%)、「一人暮らし」が2名(2.9%)。
・本セミナーを通して「3・1・2弁当箱法」についての理解が深まったかという問いについては、全員が「わかった」と回答
・「3・1・2弁当箱法」を日常の食事や食生活に活用できると思うかという問いについては、92.9%の  学生が「できると思う」と回答
・今後も学生に対し、「食事をおいしく、バランスよく食べる」ための知識の定着を図るとともに、日々の実践につながるよう、働きかけを継続していきたい




東京栄養食糧専門学校

令和元年度後期開講の管理栄養士科2年次の必修科目である「給食経営管理実習Ⅰ」において、令和元年9月から12月にかけて、食生活改善普及運動に関する取り組みを行いました。

当該科目では、事業所給食における給食業務を想定し、学生が複数のグループに分かれて献立作成を行い、100食の給食を調理、提供することを目的としてます。

給食提供の際に、食事をする各テーブルには「卓上メモ」という喫食者の方々への栄養教育を目的としたA5サイズのメモを掲示することが定例となっています。

令和元年度は、この卓上メモを「食事をおいしく、バランスよく」「毎日プラス1皿の野菜」「おいしく減塩1日マイナス2g」「毎日のくらしにwithミルク」のいずれかのテーマに結び付けて作成するよう指導をしなした。
学生が作成、掲示した卓上メモの一部は、画像をご覧ください。




名古屋文理大学短期大学部

幼稚園児を対象にした「園児向けお料理教室」
・日 時:令和元年9月7日(土)9:00~14:00
・場 所:名古屋文理大学短期大学部 第一調理室
・対象者:名古屋文理大学短期大学部 近隣幼稚園の年長対象
・参加者:11家族17園児
・指導者:柵木 嘉和(名古屋文理大学短期大学部准教授)
・食物栄養学科栄養士専攻学生(11名)

保護者に食事の大切さ、「主食・主菜・副菜」の必要性についての説明をした後、食事を作ることの楽しさ、大切さを知ってもらうため、楽しみながらできる料理教室を行いました。
献立は、「ペットボトルで簡単に!キャラクターピザ」、「もちもちおいしい ニョッキときのこのスープ」、「りんごのしゅわしゅわゼリー」でした。ペットボトル内にピザ生地の材料を入れて振って、生地をまとめる工程では、踊りながらペットボトルを振る園児もいるほど、大変楽しそうに行っていました。
保護者の方からも、「普段包丁を持たせないが、いい経験になった。」、また園児たちからは、「楽しく調理することができた」「家で作ってみたい」などと言って声が聞こえてきました。

高齢者を対象にした調理実習「たんぱく質をとってサルコペニア予防」
・日 時:令和元年10月5日(土)9:00~13:00
・場 所:名古屋文理大学短期大学部 第一調理室
・対象者:名古屋市西区在住高齢者
・参加者:女性28名
・指導者:酒井博臣(名古屋文理大学短期大学部助教)
・食物栄養学科栄養士専攻学生(6名)

本学調理実習室にて名古屋市西区在住高齢者、女性28名を対象に「たんぱく質をとってサルコペニア予防」というテーマに沿って、「鮭ときのこの炊き込みご飯」、「豆乳スープ」、「牛肉となすのさっぱり炒め」、「ほうれん草の白和え」、「小カブときゅうりのゆず風味」、「季節の果物」という献立で調理実習を実施しました。
実習では、普段の食生活を見直し、主にたんぱく質摂取の観点からバランスのよい食事の大切さについての講座を食生活改善普及運動チラシを用いて行い、その後学生が各班に1人付き参加者と一緒に調理を行いました。実習後のアンケートでは、96.3%の方が満足したという結果や、「家ですぐに応用できるメニューで、早速家で作ってみたいです」、「料理のレパートリーが増えました」、「また参加したいです」、「何もかも満足です」等の意見が聞かれ、参加者の方にも満足していただけました。また、学生スタッフについても「学生さんの協力のおかげで早くできました」、「学生さんの対応もよかったと思います」等の意見が有り、学生にとってもよい経験、勉強となりました。