2021年度 食生活改善普及運動

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2021年度の食生活改善普及運動です。
食生活改善および普及活動を積極的に展開された養成施設の取り組みをご紹介します。

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函館短期大学 食物栄養学科

【イベントタイトル】  
キャンパス見学会体験授業「栄養士・栄養教諭の仕事について知ろう」
【実施場所】
函館短期大学 S21講義室及び小児保健実習室
【対象者や参加者・その選定理由】
対象者は、キャンパス見学会に参加した高校生とした。
選定理由は、高校生になると給食を食べ、食育指導を受ける機会がなくなることから、食への意識が低下しやすくなる。そこで、多少なりとも食について興味があり、本学のキャンパス見学会に参加してくれた高校生を対象に、栄養教諭の仕事と併せて食生活改善に関する取り組みを知らせることで、効果的な普及活動ができると考えたからである。
【実施内容】
栄養士及び栄養教諭の仕事についての説明と教材を使用しての食指導体験を行い、体験授業のまとめの段階で、食生活改善普及運動について、提供されている資料を用いて紹介した。




佐野日本大学短期大学 総合キャリア教育学科栄養士フィールド

【イベントタイトル】
大学生に向けた食生活改善啓蒙活動の取り組み
【実施場所】
本大学教室
【対象者や参加者・その選定理由】
本学学生(栄養士養成課程2年生)
近い将来、栄養士として就職する学生達が、これまでに修得した基礎知識を再確認し、栄養士の卵としての食生活改善を認識させるため、今回の対象者としました。
【実施内容】
添付写真3の用紙を配布し、記入後に提出させました。
【活動を行っての効果や感想など】
食の知識を持ちながらも自身の食生活がおろそかになっている学生がいたため、今回の活動によって健康的な食事内容をあらためて認識してもらう良い機会となりました。




国際学院埼玉短期大学 健康栄養学科

【イベントタイトル】
食生活を見直そう~新型コロナウィルス感染症に打ち勝つために~
【実施場所】
国際学院埼玉短期大学内
【対象者や参加者・その選定理由】
対象者:高校生・短期大学生
選定理由:令和元年国民健康・栄養調査より、食生活や食習慣、栄養状態などにおける問題点は、様々な年代において認められているとの報告がある。特に、青年期から適正な生活習慣を身に付けることは、壮・実年期や老年期の健康低下を防止することにつながるため。また、対象者を通じて、家族や友人などにもその知識を広げていくことが可能なため。
【実施内容】
本学の「栄養指導実習」内において各テーマに対する資料作成を行い、資料をもとに本学学生に対してプレゼンテーションを行った。また、作成した資料は、高校生に向けての情報発信を目的として大学ホームページ上に掲載した。
【活動を行っての効果や感想など】
学生にとっては、あらためて自分の食生活を振り返る機会となった。健康寿命を延ばすために必要な「食事をおいしく、バランスよく」を基本として、主食、主菜、副菜を組み合わせた食事をとることの重要性を再認識することができた。また、野菜・カルシウムを摂取する必要性とその工夫、食塩摂取量の現状とその弊害、さらには減塩の必要性とその工夫について、再認識するとともに啓発活動を行うことができた。




東京家政大学 家政学部 栄養学科 管理栄養士専攻・栄養学専攻

【イベントタイトル】
ヘルシーメニュープロジェクト
【実施場所】
CAFE DINING Nakajyuku (板橋区役所), 大学内給食経営管理第一研究室 , 同第二研究室
【対象者や参加者・その選定理由】
・プロジェクトの内容に賛同し、参加意思のある学生(主に大2・3年生)
・参加希望がある学生の意思を尊重し、応募が多い場合も、班の数増やして実施している
【実施内容】
・ヘルシーメニュープロジェクトと題し、参加意思のある学生による献立の立案・試作・栄養媒体の作成を行う
・学生立案の立案したヘルシーメニューの調理および提供(30食限定)は、区役所レストラン「CAFE DINING Nakajyuku」が行い食育に貢献している(現在、第5期・一班4名程度)(第一研究室:加藤 由美子, 第二研究室:角南 祐子共同で行っている)
【活動を行っての効果や感想など】
・区役所の来庁者、区役所職員から、ヘルシーメニュー・ヘルシーメニューや健康にまつわる内容をテーマにした料理について、通常レストランで提供されている献立とは異なり、興味を持って召し上がって頂いていると聞いている
・毎月1~2種類提供しているが、来庁のついででなく、喫食のためにバスに乗り来庁している方もいるようである




関東学院大学 栄養学部管理栄養学科

【イベントタイトル】
横浜市中区総合防災フェアへの参加
【実施場所】
横浜市中区総合防災フェア(2020.12.12)@横浜港大さん橋ホール
【対象者や参加者・その選定理由】
横浜市中区役所が地域と区、関係機関が連携して地域防災力の向上を図ることを目的として、毎年実施しているイベントにて本研究室がブース出展依頼を受け、実現しました。
本研究室では、以前より「災害時の栄養支援に関する研究」を継続しております。本学にて当該卒業研究を行っていた学生が、東日本大震災をきっかけに2012年に設立されたJDA-DAT(日本栄養士会災害支援チーム)の協力を得て啓発ブースを設けました。また当該研究学生は横浜市中区の依頼により区誌にて「防災食レシピコラム」を隔月連載しており、今回のイベントに参加するには最適と考え、参加者として選定致しました。
【実施内容】
JDA-DATの協力を得て実施されたワークショップでは、災害時に災害支援医療緊急車両として活動するキッチンボックス搭載車両も登場し、専門スタッフから非常時における栄養の摂り方や非常食の作り方、おいしい食べ方などを紹介しました。
また、学生の卒業研究のテーマである「災害時における加熱式弁当型の災害支援治療食の検討」について参加者へレクチャーするなど、災害時の食生活認知・啓蒙活動を行いました。
さらに、ドライパックや缶詰などの非常食をブースに並べ、参加者へサンプルとして配布も実施致しました。
【活動を行っての効果や感想など】
災害時の備えを考えるとき、トイレやお風呂など二次的な心配をなさる方は多いと思います。しかし、非常時では生命を維持するための栄養摂取も重要な要素だと考えます。
今回のイベントを通じ、ただ単に備蓄をするのではなく、非常食においても栄養バランスを意識して選んでほしいと参加者へ伝える事が出来ました。
非常時でもできるだけ平時と変わらない食事が摂れるよう、またアレルギーを持った方でも安心して備えられるよう、このようなイベントを通して参加者の意識をより高めて行ける様、研究を継続して行きたいと考えます。




名古屋経済大学 人間生活科学部管理栄養学科

【イベントタイトル】
教職員のメタボリックシンドロームを予防・改善するための栄養指導
【実施場所】
名古屋経済大学内
【対象者や参加者・その選定理由】
本学医務室の見解から、本学教職員は脂質異常症、学生は日本人および留学生とも高血圧の傾向が見られるとの報告があった。今年度は、本学教職員を対象として事業計画を立てることとした。
【実施内容】
本事業では、本学教職員のメタボ対策に栄養学観点から取り組み、健康増進に寄与することを目的に、教職員を対象に健康通信の配信(年間2回)と健康教室による栄養指導を実施することとした。これらの取り組みは、管理栄養学科の学生が主体的に取り組み管理栄養士への使命感を高めることも目的としている。
【活動を行っての効果や感想など】
現在、健康通信1号を配信する。その後、健康教室を開催する。健康通信の作成にあたっては、本事業に自主的に参加した学生が主体的の取り組み作成した。限られた時間の中、大変積極的に取り組み、学生の達成感はもちろんのこと地域連携センターからも内容を高く評価しただき、当初予定より増刷し、地域等に広く配信することになった。




日本栄養専門学校 栄養士科

【イベントタイトル】
学年教養講座
【実施場所】
姫路市立好古学園大学校 講堂
【対象者や参加者・その選定理由】
姫路市立好古大学校 3年生 244名 
当校だけではコロナ禍の現状で安全にたくさんの人を集めることが出来ないので、姫路市立好古大学校の協力を得て感染対策を充分に実施した中で行うことが出来ることが選定理由である。
【実施内容】
「これからの食生活」と題し、現代の食の問題点や気をつけるべき食生活のポイントを講演した。その際、一部印刷した本イベントの啓発資料を渡し解説するとともにパワーポイントの映像で食生活改善普及運動について説明した。特に、高齢者の食事にポイントを於いて100分間の講演を実施した。なお、姫路市立好古大学校にこの報告をする了解を得ている。
【活動を行っての効果や感想など】
大変興味を持って受講いただけた。自身の食生活を見直すいい機会になったという感想が頂けた。




西九州大学短期大学部 地域生活支援学科

【イベントタイトル】
プティ・ラ・サンテ
【実施場所】
佐賀メディカルセンタービル1階
【対象者や参加者・その選定理由】
地域にお住いの方。
佐賀県民の1日の野菜摂取量が不足していることを受け、ヘルシーメニューを提供し、野菜の摂取量を増やしてほしいと考えたから。
【実施内容】
レストランを借り、学生がヘルシーメニューを考え、献立作成から、調理、提供まで行った。
【活動を行っての効果や感想など】
実施した時期がコロナウイルス感染拡大の時期だったため、全てテイクアウトで提供した。本来であれば食べながら卓上メモを見ていただけたり、スタッフ(学生)がお客様に説明できるが、テイクアウトのため、テイクアウトの袋にPOPを入れ、読んでいただくよう、工夫した。直接お客様の声を聞くことができなかったのが残念だったが、後日喫食したお客様からお褒めの言葉をいただいた。この活動は今年4回行い、次回は店内飲食も可能になるため、アンケートを実施し、お客様の理解度や感想を聞けるよう努めていきたい。




別府溝部学園短期大学 食物栄養学科

【イベントタイトル】
食育活動における事前研修(食物栄養学科学内研修中)
【実施場所】
別府溝部学園短期大学85年館多目的ホール
【対象者や参加者・その選定理由】
朝食の摂取普及運動の一環としての本学主催、本学学生主体とした運営とする朝食コンテストでは、食育指導の新しい生活様式における栄養・食生活のポイントの理解を深めるため、また、11月のおおいた食の日イベント参加時の幼児の食育コツコツ体操などの理解を深めるため、別府溝部学園短期大学食物栄養学科全学生へ事前研修として取り組んだ。
【実施内容】
9月22日(水)学外実習を急遽変更し、別府溝部学園短期大学食物栄養学科学内研修を実施した。その中で、11月のおおいた食の日イベント参加案の「幼児の食育コツコツ体操」を実行委員が見本を見せ、全員で踊りながら体をほぐした。
また、管理栄養士の教員が、「食育指導の新しい生活様式における栄養・食生活ポイント」を例に、学生へ内容説明し、理解を深めた。
【活動を行っての効果や感想など】
学生、教員との親睦が深まり、秋学期以降の食育活動等の意識が高まった。