2022年度 食生活改善普及運動

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2022年度の食生活改善普及運動です。
食生活改善および普及活動を積極的に展開された養成施設の取り組みをご紹介します。

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日本栄養専門学校①

 【イベントタイトル】  
日本栄養専門学校 オープンキャンパス
【実施場所】
日本栄養専門学校 調理学実習室
【対象者や参加者・その選定理由】
対象者→栄養に興味のある高校生と一般の方等 34名 
理 由→当校のHPを見て、実施内容に興味を持ち、申し込みいただいた方を対象
【実施内容】
啓発ツール媒体を使用して食生活改善の提案をした。
また、単に料理を作るというのではなく食品に含まれる色素の性質を使用してどのようにすればどのような色の変化をするのかを体験することにより、見栄えのする料理やデザート作りの参考になるようにした。また、乳製品を使用した食材をプラスすることの栄養的な意味を伝えた。
【本取組の効果】
自分の食生活を見直す良いきっかけになったとの意見が多かったのと食品の色素の性質を知ることの大切さや乳製品や野菜を意欲的に摂取することの体への良い影響について理解したとのアンケート結果が多かった。





日本栄養専門学校②

 【イベントタイトル】
日本調理製菓専門学校調理師科学生 昼食
【実施場所】
日本調理製菓専門学校 視聴覚室(コロナ禍の中、昼食の食堂として使用)
【対象者や参加者・その選定理由】
日本調理製菓専門学校調理師科の学生と教員
日本栄養専門学校の姉妹校である同校の学生と教員にも今回のイベントの趣旨を説明したいと考えたからです。
【実施内容】
同校では、ほぼ毎日調理実習を行い昼食にしているが、味覚や視覚だけでなく栄養成分にも関心を持ってもらうように話をし、具体的にどのようなことに気をつけるべくかを理解してもらった。将来は自分で店を持ったり、不特定多数のお客様に料理を提供することになる人が多いので特に外食に於いての対応について話した。
【活動を行っての効果や感想など】
健康を自分のこととして考えるにはまだ十分な年齢ではない様だが、家族の中に高齢者の方や病気の方がいる人は熱心に聞いていた。毎日の積み重ねが大事だと思うので少しずつでも行動の変容が起きればと思う。写真は昼食時のものです。




函館短期大学

【イベントタイトル】
キャンパス見学会「体験給食で+1」
【実施場所】
函館短期大学・食堂
【対象者や参加者・その選定理由】
キャンパス見学会へ参加した高校生と保護者を対象に実施した。
本学へ入学し栄養士を目指す高校生へ、栄養士の活動として、健康づくりへの取り組みを紹介するとともに、保護者についてもわが国の健康づくり対策を普及することを目的とした。

【実施内容】

函館短期大学食物栄養学科におけるキャンパス見学会では、学生が調理・提供する「体験給食」を実施している。「野菜プラスワン」をキーワードに栄養バランスに配慮し、野菜を入れたチャーハン・からあげ・野菜の中華和え・旬のかぼちゃを使用したプリンを提供した。また、食事前に学生が啓発ツールを使用して、スマートライフプロジェクトの紹介を行った。
【本取組の効果】
見学会の参加者は、お弁当と一緒に配布した「スマートライフプロジェクト」のPOPを読みながら喫食する様子が見られた。とくに、かぼちゃプリンの好評をいただいた。旬のかぼちゃと牛乳を使用し、今回の活動内容に沿うことができたと考える。また、参加した本学学生も学びを深める良い機会となったため、今後も継続したい。




西九州大学

  【イベントタイトル】
西九州大学グループ3校合同 オープンキャンパス2022
【実施場所】
西九州大学佐賀キャンパス 2号館 カフェレストラン ピナス2階
【対象者や参加者・その選定理由】
対象者は、本学入学を希望する高校生とその保護者としました。
若い女性の食生活が悪いことが問題になっています。その「若い女性」にアプローチする方法の一つとして、本学が実施するオープンキャンパスを利用しました。オープンキャンパスには、高校生とその保護者が訪れます。本学科のブースに訪れる高校生は、元々栄養や食に興味のある生徒が多いのですが、その興味が偏っていて、欠食したりバランスが悪い生徒も少なくありません。そこで、頂いたツールをもとにバランスの取れた食事や減塩の重要性を理解してもらい、健康的な食生活を実践するきっかけにしてもらいたいと考えました。またそのような高校生を通して同伴している家族にもバランスの取れた食事や減塩などが重要であることを理解してもらいたいと考えました。
【実施内容】
本学のオープンキャンパスの学科紹介において、次のような活動を行いました。
1.食品サンプルをいくつか選択することでその食事のエネルギーやたんぱく質、脂質をはじめとする栄養素等の摂取量がPC上に表示されるSATシステムを利用して、1回の食事に含まれる栄養素等の量を視覚的に把握してもらいました。
2. その結果を見て、食事をバランス良くするにはどんな料理を組み合わせればよいか考えてもらいました。
3. この過程で、今回頂いたツールを活用して、「バランスの良い食事とは」について説明しました。
4. さらに、目には見えないけれど「食塩」にも注意が必要なことなども説明しました。
5. この説明には、対象者が高校生であることを考慮して、年齢の近い学生を配置し、教員(管理栄養士)の指導のもと分かりやすい説明を行いました。
【本取組の効果】
食事に含まれる栄養素等などを具体的に数値で見せることに加えて、頂いたツールを活用することによって、バランスの良い食事や、減塩の重要性が一目でわかり、定量的な数値と合わせて感覚的にバランスの取れた食事が理解できたのではないか考えております。自分の好きな料理ばかりを選んでいるとエネルギーの取り過ぎになることや、バランスを撮るためには魚も食べた方がいいこと、野菜料理は一食あたり2鉢は食べた方が良さそうだなど、実生活で即実践できる体験をしてもらえたと思います。付き添いの保護者の方の方が熱心になる例もあって「こんなに食べないといけないの!」という感想も聞かれました。この「バランスの良い食事」は、コロナ禍で外出が少なくなっている時にも必要だということを強調しました。




国際学院埼玉短期大学

【イベントタイトル】
食生活を見直そう ~生涯にわたる心身の健康確保のために~
【実施場所】
国際学院埼玉短期大学内
【対象者や参加者・その選定理由】
対象者:高校生・短期大学生
選定理由:令和元年国民健康・栄養調査より、食生活や食習慣、栄養状態などにおける問題点は、様々な年代において認められているとの方向がある。特に、青年期から適正な生活習慣を身に付けることは、壮・実年期や老年期の健康低下を防止することにつながるため、また、対象者を通じて、家族や友人などにもその知識を広げていくことが可能なため。
【実施内容】
本学の「栄養指導実習」内において、各テーマに対する食育媒体作成を行い、媒体を基に作成者が本学学生に対してプレゼンテーションを行った。また、作成した媒体は、高校生に向けての情報発信を目的として大学ホームページ上に掲載した。
【本取組の効果】
学生にとっては、改めて自分の食生活を振り返る良い機会となった。健康寿命を延ばすために必要な「食事をおいしく、バランスよく」を基本として、「六つの基礎食品」の全ての群からの食品を揃えて、食事をとることの重要性を再認識することができた。また、野菜を接種する必要性とその工夫、牛乳に含まれRカルシウムを含めた栄養素についての再認識、食塩摂取量の現状とその弊害、さらには限円於必要性とその工夫について、再認識するとともに啓発活動を行うことが出来た。

日本大学短期大学部

 【イベントタイトル】
SDGs ~サスティナブルな食生活って、なぁに?~
【実施場所】
白道こども園地域子育て支援センター2階
【対象者や参加者・その選定理由】
ボーイスカウト静岡県連盟三島第3団カブスカウト・指導者
子ども達は、野外でのグループ活動を通して自主性、リーダーシップ、仲間への思いやりなど、社会性を育んでいます。伸び伸びと活動するためには、心身の健康は大切です。子どもたちが一生涯にわたって健やかに生きていくことができるよう、その基礎をつくるための取り組みを行いました。
【実施内容】
食品ロスや食料自給率・フードマイレ-ジの実態、地球の温暖化について理解を深め、「サスティナブルとは、何か?」を考えました。今日から取り組めることとして、「買い物編」「料理編」「食事編」に分け、意見を出し合いました。地産地消、旬産旬消、自産自消、国産国消など、聞いたことがある言葉について、内容を確認しました。また、旬や栄養価の違い、学校給食の取り組み、フードドライブ、フードバンク、賞味期限と消費期限についても、みんなで学び合うことができました。
【本取組の効果】
子どもたちは、積極的に手を挙げ、多くの意見や感想をあげてくれました。「これからは、地元の三島や静岡の表示を意識して選び、食べたい」と感想を述べていました。食に関心があることが伺え、実際に自分たち自身で行動ができるように、今後も継続して食育を実施していきたいと思います。