2025年度 食生活改善普及運動

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2025年度の食生活改善普及運動です。
食生活改善および普及活動を積極的に展開された養成施設の取り組みをご紹介します。

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桐生大学

 
【イベントタイトル】
桐生大学けんこうフェスタ
【実施日】2025年9月21日(日)
【実施場所】イオンモール太田 1F セントラルコート
【対象者や参加者・その選定理由】
    参加者:イオンモール太田来場者
    選定理由等:多くの参加者の方にアピールできるため



【実施内容】
大学として健康の重要性をPRする取り組みの中で、栄養学科では①あなたの食事、★いくつ?食事バランスをチェックしよう!(食育SATシステムを使った栄養診断とアドバイス、「栄養の力でつながるプロジェクト」キャンペーンを活用した栄養相談とキウイフルーツのプレゼント)、②骨チェックで、健康に一歩前進!(骨密度測定とアドバイス)、③たべもの釣りゲーム(群馬県の郷土料理や特産物のカードを釣って学ぶ)、④ぐんまちゃんの食育かるた(かるたを通して食育を学ぶ)、⑤栄養に関する〇×クイズ を実施した。会場の各所にポスターを掲示し、食生活改善普及運動について周知を図った。
【本取組の効果】
普段接することができない多くの方々に健康について訴求することができ、興味関心を持っていただく機会となった。

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愛国学園短期大学

 



【イベントタイトル】食育フェス2025

【実施日】2025年9月14日(日)
 
【実施場所】
愛国学園短期大学



【対象者や参加者・その選定理由】
対象者は、「食育フェス2025」に参加した小学生・中学生・高校生・大学生および一般の社会人とした。
参加者はいずれも、食育フェスという「食」に関する 関心層が集まる場に自発的に来場すると考えられることから、今後さらに、食生活や栄養に対して興味・関心をもってもらうために選定した。例えば、「野菜を増やす運動」の一環として実施した350gの野菜量を体験的に学べるクイズイベントを経験することにより、栄養や食生活について、効果的な啓発活動ができると考えた。
【実施内容】
野菜摂取量の目安である「1日350g」を体感的に学んでもらうことを目的に、野菜のフードモデルを使用したクイズ形式の体験型プログラムを、
学生が主体として実施した。これは、さまざまな種類の野菜のフードモデルの中から、合計で350gになるように選ぶというクイズであったが、参加者には、
楽しみながら野菜の適正摂取量を学べる工夫をした。また、参加者のモチベーションを高めるために、ピタリ賞(350gぴったりの方)、ニアピン賞
(誤差が少ない方)、参加賞を用意した。
【本取組の効果】
参加者は、約100名であった。イベントを通じて多くの参加者から、「自分が選んだ野菜の量が思ったよりも少なかった」という感想が寄せられた。
これは、日常的な野菜の摂取量が推奨される350gに達していないことを、視覚的・体感的に実感したためと考えられる。また、目標の350gに近づけようと
何度も挑戦する参加者も見られ、楽しみながら自然と学びを深める姿が印象的だった。クイズ形式という参加型のアプローチにより、子どもから大人まで
幅広い年代が積極的に関わり、これまで以上に、食への関心や理解を高めることができたと考える。
今回の取り組みは、楽しさと学びを両立させた効果的な食育活動となり、多くの方にとって日々の食生活や栄養について見直す機会になったと感じている。

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函館短期大学

  

【イベントタイトル】
 
 キャンパス見学会および体験授業「ダイズ(大豆)時間」
 【実施日】2025年9月18日(日)
 【実施場所】函館短期大学 食堂



【対象者や参加者・その選定理由】

キャンパス見学会へ参加した高校生とその保護者を対象に実施した。
本学へ入学を希望し栄養士を目指す高校生とその保護者 へ、栄養士の活動として、健康づくりへの取り組みを紹介するとともに、わが国の健康づくり
対策を普及することを目的とした。                                                                                             
【実施内容】
函館短期大学食物栄養学科における高校生向けの体験授業において「スマートライフプロジェクト」を紹介した。
『おいしく減塩 まずは1日マイナス2g』の媒体を使用し、減塩の大切さを知ってもらった。
また、減塩「SOY坦々豆腐スープ」を体験授業で調理・試食した。
【本取組の効果】
参加者は、無理なくおいしく減塩する調理法を学ぶことができ、健康づくりへの関心を深めるきっかけとなった。
また、参加した本学学生や教職員にとっても、学びを深める良い機会となった。

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仙台大学

  










【イベントタイトル】
第2回ジュニアアスリート向けS&Cトレーニング /スポーツ栄養教室 
【実施日】
2025年9月6日、9月20日、10月14日、10月15日
【実施場所】仙台大学 川平KMCH
【対象者や参加者・その選定理由】参加者:仙台市内中学校に在籍する中学生とその保護者
近年、子どもの体力低下が日本国内における重要な課題として指摘されています。子どもの体力・運動能力の低下を抑制し、健全な発育・発達を支援する
ことは喫緊の課題であり、そのための効果的な取り組みが急務であると考えられます。
仙台市では「仙台市スポーツ推進計画」を策定し、その重点施策の一つとして「子どものスポーツ推進」を掲げています。
同計画では、子どもの健康な体づくりや体力・運動能力の向上、さらに食育の推進など、多角的なアプローチによる施策が示されています。
こうした地域的・社会的課題を踏まえ、体育大学に設置された栄養士養成施設として、運動と栄養の両面から子どもの体力向上に寄与することを目的に、
地域の中学生を対象とした「S&Cトレーニング/スポーツ栄養教室」を開催しました。
【実施内容】
本教室は二部構成で実施しました。
第一部では、中学生を対象に、柔軟性トレーニングおよび筋力トレーニングの実技を中心とした「S&Cトレーニング教室」を行いました。
指導には、認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)の資格を有するストレングス&コンディショニングコーチ(S&Cコーチ)があたり、安全面に十分配慮しながら約80分間の実技指導を行いました。
第二部では、管理栄養士より、親子を対象とした「スポーツ栄養教室」を開催しました。前半の約20分間は、補食に関する座学形式の講義を実施し、
後半の約60分間は実践編として補食づくり体験 を行いました。
体験 内容は「おにぎりの作成」と「手作りスポーツドリンクによるアイススラリーの作成」であり、親子で楽しみながら学べる形式としました。
【本取組の効果】
本教室においても、S&Cトレーニングとスポーツ栄養教室を同時に開催したことにより、中学生の栄養や食事に対する関心や学習意欲を高める一助となったと
考えられます。
さらに、仙台大学スポーツ栄養学科に所属する学生が補助スタッフとして教室運営に参加しました。これは、栄養士を志す学生にとって実践的な教育の場となり、地域貢献と専門教育を両立した有意義な取り組みであったといえます。

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日本女子大学(食育ボランティアグループ(公衆栄養学研究室))

  
【イベントタイトル】小児・AYA世代がん患者支援のレモネードスタンド・がん予防情報提供
【実施日】20251018日・19
【実施場所】日本女子大学百年館
【対象者や参加者・その選定理由】
72回目白祭(日本女子大学学祭)にて食育ボランティアグループのブースに来場された方418名の参加者であった。
食・栄養・運動にかかわる乳がんなどの予防情報を提供することで、がんの予防啓発を一般の方へ行うことを目的とした。
【実施内容】
野菜を含む、食・栄養・運動に関わる乳がんの予防情報の提供、および、小児・AYA世代がんの情報の普及活動を実施した。具体的には、1日350g以上の
野菜摂取量を推奨する啓発ポスターやイラストを用いたわかりやすいがん予防情報のポスターを掲示し、知識を深める機会としていただいた。
また、内容をまとめたリーフレットを配布した。アンケートを実施して、本活動の影響評価を行った。
2日間で4回のチャリティーコンサート(ピアノ)を開催し、会場では、レモネードスタンド募金活動も同時に行った。音楽を通じて小児・AYA世代のがん支援
の輪を広げるとともに、乳がん予防情報の普及につなげた。
【本取組の効果】
参加者からは、「知らない情報が多く興味が持てた」「もっとこのような情報啓発の機会が増えてほしい」などの声を聞けた。

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