キーワード分析!栄養士実力認定試験過去問~生化学①~

2016年~2025年の出題頻度ランキング👇
第1位:酵素の分類と性質
第2位:アミノ酸の種類と構造と性質
第3位:糖質の分類と構造
第4位:脂肪酸
第5位:たんぱく質生合成の過程
これに、脂質の分類と構造、たんぱく質の分類と構造、解糖系とATPの生産、尿素回路‥‥と続きます。
先ずは、出題頻度第1位の酵素について。
酵素ってどんなもの?
酵素は、「化学反応の触媒」です。酵素の性質についての頻出例解文は👇
★酵素は、活性化エネルギーを低下させる。
★化学反応において酵素は触媒であり、反応の前後で変化しない。
★至適温度は,酵素反応速度が最も速くなる温度である。
★酵素活性は、pHの影響を受ける。
★律速酵素は、代謝系の中で最も遅い反応を触媒する。
★アイソザイムは、一次構造は異なるが、同じ反応を触媒する複数の酵素である。
★ミカエリス定数(Km)が大きい酵素は、基質との親和性が低い。
主な消化酵素についての出題も👇
★ペプシンの至適(最適)pHは、2付近である。
★トリプシンは、トリプシノーゲンからつくられる。
★リパーゼは、加水分解酵素である。
それぞれ、1~2行解説
★酵素は、活性化エネルギーを低下させる。
(つまり、酵素が働くことで、省エネで化学反応が進んでくれます👍)
★化学反応において酵素は触媒であり,反応の前後で変化しない。
(化学反応のお手伝いをしつつも、自分は変化しないんです。)
★至適温度は,酵素反応速度が最も速くなる温度である。
(酵素反応速度は温度の上昇により速くなるが、高すぎると働きがなくなる。酵素を構成するたんぱく質は熱で変性しちゃうので💦)
★酵素活性は、pHの影響を受ける。
(至適pHは、酵素によってそれぞれ。胃酸の中で働くペプシンの至適pHは1~2。)
★律速酵素は、代謝系の中で最も遅い反応を触媒する。
(複数の化学反応が連なる代謝経路。1つの反応がモタモタしていたら、他も進まないですよね。つまり、一番遅い反応に作用する酵素が、代謝経路全体のスピードをコントロールできるんです。)
★アイソザイムは、一次構造は異なるが、同じ反応を触媒する複数の酵素である。
(ギリシャ語で、「アイソ」=「同じ」、「ザイム」=「酵素」。複数の臓器で同じ働きをする酵素がアイソザイムであることは、血液検査での病因の特定に。)
★ミカエリス定数(Km)が大きい酵素は、基質との親和性が低い。
(ミカエリス定数(Km)は、酵素の反応速度を求める公式に出てくるもので、基質との親和性の高さに反比例します。ミカエリス定数(Km):大=親和性:小、ミカエリス定数(Km):小=親和性:大)
★ペプシンの至適(最適)pHは、2付近である。
(ペプシンは、胃で働くたんぱく質分解酵素です。)
★トリプシンは、トリプシノーゲンからつくられる。
(トリプシンは、膵臓で産生されて小腸でたんぱく質を分解します。)
★リパーゼは、加水分解酵素である。
(膵リパーゼは、膵臓で産生されて小腸で脂肪を分解します。)
消化酵素は、解剖生理学出題頻度第2位の「消化・吸収」の復習にもなりますね!
次は、第2位:アミノ酸の種類と構造と性質。
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出典:サクセス管理栄養士・栄養士養成講座 解剖生理学 病理学 第一出版
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▶Columnist Profile
協会事務局スタッフ M・Y
管理栄養士
日本女子大学卒業
大手食品メーカーの研究職を経て、現在に至る。
3児のママ。


