管理栄養士さとかんが行く!大人気の工場見学で、うま味を体験しよう<味の素株式会社:川崎工場>

商品の製造過程を間近に見たり、試食や試飲などを楽める工場見学が人気ですよね。
家族や友達、お一人様でも満喫できて、お土産付き。その多くが無料というのも大きな魅力。
今回は、味の素株式会社の工場見学を紹介します!
全国の栄養士、管理栄養士を目指す人たちを応援する、協会の賛助企業でもある味の素株式会社の川崎工場に行ってきました。
味の素株式会社の川崎工場は1914年(大正3年)から続く歴史ある工場です。
敷地面積は、約330,000m²(約10万坪)。なんと東京ドーム8個分という広さ。
安心・安全に配慮した原料・製造工程・品質管理など、"製品ができるまで"を「見る」ことができます。
ところで、「旨味」と「うま味」の違いを知っていますか。
「旨味」と「うま味」は別のもの。
「旨味」が、感覚的なおいしさの程度を表す言葉である一方、
「うま味」は、科学的視点からみた、ある特定の物質の味質を表しています。(味の素 うま味アカデミーより引用)
今回の工場見学では、どんな「うま味」に出会えるのでしょうか?
川崎工場の最寄り駅は、東京都港区の泉岳寺駅と神奈川県横須賀市の浦賀駅を結ぶ京浜急行電鉄の「京急川崎駅」から大師線に乗り換え、2つ目の「鈴木町(すずきちょう)駅」。
駅の出口からつながるアジパンダの足跡をたどっていくと・・・
味の素グループうまみ体験館
「味の素グループうまみ体験館」に到着します。
工場見学は、「味の素Ⓡコース」、「ほんだしⓇコース」、「Cook DoⓇコース」の3つから選べます。
どのコースも見学時間は90分ほど。今回は「ほんだしⓇコース」に参加しました。
(左)記念撮影にピッタリのアジパンダ (右)お土産はここで。アジパンダショップ
見学のスタートは、四方をスクリーンで囲われたシアターから。
原始時代から現代へ続く、うま味と共に歩んだ日本人の食の歴史を、音と映像で体感できます。
そして、工場敷地内へ移動。
専用バス「アジパンダバス」に乗車します
通称「ほんだし亭」と呼ばれている館内に入ると、かつお節のいい香りがしてきました。
みなさんは、かつお節を削ったことがありますか?
本節削りは初体験。うまくできるかな?
本節と呼ばれるかつお節、触ってみるととても硬いです。
叩くと乾いた音でカチカチといい、簡単には削れません。力を入れてもだめ。
節目をよく見て考えて削らなければならないことを体験して初めて知りました。
さっそく、削りたてのかつお節をお味見。なんともいえないまろやかな香りと味です。
続いて工場ラインの見学へ。原料が投入され、いくつかの工程を経て、パッケージ梱包されるまでが、ほとんどオート―メーション化されています。
最後は、お楽しみの「うま味の体験」です。
大人気のパワーボールの正体は?
1つ目は、お味噌汁。味噌を溶いただけの汁を一口味わいます。そこに「味の素Ⓡ」をひと振り。
口の中で、おいしさが広がり、味の違いを体感できます。
2つ目は、「Power Ball(パワーボール)」です。
温かいご飯に「ほんだし」を混ぜるだけ。一口大のおにぎりにします。
「簡単にできていいね」「まるでおかかご飯みたい」「こんな使い方はしたことなかった」という声が聞こえてきました。
作り方を紹介します。
<パワーボールの作り方>
(材料)4個分 温かいご飯200g、ほんだし小さじ山盛り1杯
(1) ボウルにご飯、ほんだしを入れて混ぜ合わせる。4等分にする。
(2) ラップをひろげて、真ん中に(1)をのせ、ギュッとしぼって丸く握る。閉じ口をリボンなどで結ぶ。
うま味が入っていることで、 食欲がアップし、暑い時期の食欲不振などを解消できるそう。
見学コース終了後は、「味の素Ⓡミニ展示コーナー」のチェックも忘れずに!
年代ごとに変化する商品の容器やパッケージの移り変わりを楽しく見ることができます。
毎日何気なく摂っている食事ですが、食品本来の味やうま味に対して鈍感になっているかも・・・と感じました。
五感を意識しながら味わうことで、食卓の雰囲気がちょっとだけ変わるかもしれません。
(左)味の素パッケージ (右)食品サンプルを見ながらうまみの素を学べます
「おいしいね」のひと言が生まれる"うま味"の大切さを、改めて知ることができた工場見学でした。
楽しい工場見学のお楽しみ! 資料とお土産がいっぱい
工場見学には事前予約が必要です。下記の予約サイトで確認してください。
◆川崎工場の見学予約サイト
https://www.ajinomoto.co.jp/kfb/kengaku/kawasaki/calendar.html
