深堀り!栄養士実力認定試験過去問題~臨床栄養学概論~

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深堀り!栄養士実力認定試験過去問題~臨床栄養学概論~

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「臨床」というと、傷病者の食事療法・栄養管理だから、栄養士にはそこまでしっかり勉強しなくても大丈夫じゃないかな?
と思う方もいるかも…?
でも、生活習慣病の発症や重症化の予防において、栄養士は重要な役割を担います。

食生活とかかわる病気はたくさんあり、試験にもいくつもの病名が出てきます。
今回は、問題を取り上げるのではなく、出題回数の多い疾患について見ていきます。

出題頻度の高い疾患を順番に⇓

第1位:糖尿病
第1位:慢性腎臓病(CKD)
第2位:高血圧症
第2位:貧血
第2位:クローン病
第3位:肝硬変
第4位:脂質異常症
第4位:胃潰瘍
第5位:骨粗鬆症

第1位の糖尿病と慢性腎臓病(CKD)は、食事療法の重要性がとても高い疾患なので、納得ですね。

2トップの疾患のポイントを整理していきましょう。

糖尿病

インスリンの分泌低下作用不足(インスリン抵抗性)によって、慢性の高血糖状態となる疾患です。

★分類:
1型と2型がある。生活習慣病は2型糖尿病
★症状:
口渇、多飲、多尿など
★診断:
空腹時血糖値が126mg/dL以上75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の2時間値が200mg/dL以上、または随時血糖値が200mg/dL以上だと、糖尿病型
さらに、HbA1c 6.5%以上だと糖尿病
★三大合併症:
網膜症、腎症、神経障害
★食事療法の必須ガイド:
「糖尿病治療のための食品交換表」は、1単位=80kcal
★摂取エネルギー量:
目標体重を基に算出
★血糖コントロールの目標:
合併症予防では HbA1c 7.0%未満、糖正常化を目指す際には 6.0%未満
★エネルギー比率も重要!:
たんぱく質:20%以下
脂質   :25%以下
炭水化物 :50~60%
食物繊維は積極的に!

慢性腎臓病(CKD)

腎障害が慢性的に持続しているものです。
重症化すると、腎臓の「尿として老廃物を排泄させる」という重要な役割が果たせなくなる。
すると、尿素やアンモニアなど、有害な物質が体内に蓄積し、命にかかわる状況になってしまいます。
そこで、腎臓の代わりに血液から有害な物質取り除く治療法が「血液透析」。
おじいちゃんやおばあちゃんが、「腎臓病で透析に通っている」という方もいるかもしれません。

★関連する検査値:
たんぱく尿:重症化するほど↑
糸球体濾過量(GFR):重症化するほど↑
カリウム:重症化するほど↑(高カリウム血症)
リン:重症化するほど↑(高リン血症)
★食事療法の必須ガイド:
「腎臓病食品交換表」では、1単位=たんぱく質3g
食塩は、6g/日未満とする
低たんぱく質食を基本とする
(GFR区分によって、推奨摂取量が違う)
エネルギーは、十分に摂取する
★高カリウム血症がある場合は、生野菜・果物は少量に
★血液透析では、水分摂取はできるだけ少なく

腎臓の「糸球体」「濾過」ってどんなこと?
病気について正しく理解するためには、解剖生理学の復習も大切です。

食後、血糖ってどうなるの?
インスリンってどんなホルモン?
食事療法の基本を理解するには、栄養学総論も重要。

食物繊維ってどんな食品で摂るの?
減塩でも美味しい料理のコツって?
実際の献立につなげていくには、食品学と調理学の知識を活用します。

丸暗記で「覚えられない💦」というときは、関連する科目を復習して理解を深めることもおすすめです。


出典:
健康・栄養科学シリーズ 臨床栄養学 南江堂
   栄養科学シリーズNEXT 臨床栄養学概論 講談社

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▶Columnist Profall
協会事務局スタッフ M・Y
管理栄養士
日本女子大学卒業
大手食品メーカーの研究職を経て、現在に至る。
3児のママ。

 





 




 
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