管理栄養士さとかんが行く!「栄養士のそこが知りたい」~薬局管理栄養士編【後編】~

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管理栄養士さとかんが行く!「栄養士のそこが知りたい」~薬局管理栄養士編【後編】~

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さまざまな場所で活躍している栄養士・管理栄養士の仕事現場をリポート。後編をお届けします。
「つばめ薬局」に勤務する大倉実穂さんに、薬局管理栄養士の仕事を説明してもらいました。


きめ細やかな情報がつまっている、つばめ薬局の待合室


~アプローチの糸口は処方箋~
<調剤事務>

栄養士が調剤事務?と思うかもしれませんが、ここに戦略あり。処方箋を読み解けるからこそ、患者さんの状態を把握し、アプローチへと繋げることができます。
例えば、薬の量が増えたことでお声がけしてみると、食事について悩んでいたことがわかり、お話を聞くことで解決へと導きます。
継続支援することで、薬の量が次第に減っていくことが少なくありません。

~10分間に全力投球~
<栄養相談>

店舗での栄養相談は無料。おひとり10分程度と決めています。
調剤事務を担当しながらおこなう栄養相談は、限られた時間の中で、患者さんの求めていることをしっかりと汲み取り、説明できることが求められます。
より質の高いサービスを提供するためには医療従事者として正確な知識が必要です。
社内資格(栄養指導担当者試験)を設けて、試験に合格した者が相談業務を担当します。常にレベルアップをめざしています。

~待つだけでないアプローチ~
<訪問栄養指導>

訪問栄養指導活動は、まだ始まったばかりです。
関連機関と連絡をとりながら、お宅を訪問して一緒に調理をしたり、作りやすいものを提供するなどのケアをしたりします。自宅を訪問するからこそ見えることも多いです。

~広げる健康づくりの輪~
<地域密着型支援活動>

各店舗では、地域の自治会に対して、健康づくりセミナーをご提案したり、地域のお祭りに参加して、血圧測定や体重測定などの結果をもとに健康相談を実施したり、地域密着型のサービスを続けています。
また、クリニックと提携をし、特定保健指導や栄養相談もおこなっています。あらかめ準備したツールを編集しながら、ニーズに応えるようにしています。薬剤師とともに「アロマセミナー」を開催し、栄養の話だけではなく、生活に彩りをプラスすることでも健康づくりに関わっていきます。

薬局内だけではなく、地域を舞台にして活躍している薬局管理栄養士さんの姿が見えてきました。
積極的な社会貢献をおこなっていますが、課題もあるそうです。
お薬が必要でなくなった方や、途中で投薬を辞めてしまった方の継続支援が途切れてしまうこと。
また、10分という限られた時間内での栄養相談では、深く相談に対応することができないことなど。そのためにも継続支援につなげる対策をとっています。
「最近では、処方箋がなくても気軽に相談に訪れる方が増えてきていることが、仕事の励みにもなっています。だから、もっと勉強したいです」と、話す大倉さん。
人に寄り添い、地域に根付く社会貢献活動に、ゴールはありません。自分からやってみたいことを積極的に進められる人、どんどん新しいことに挑戦できる人が求められます。
㈱フォーラルでは、栄養士のインターシップも実施しています。

“患者さんには、ただ薬をもらえる場所という認識から、健康相談、健康を提案してくれる場所だという認識にかえたい”
“そこには薬局管理栄養士がいることを知ってほしい”
「目標としていただけると嬉しいです」と、インタビューの最後に話していた"笑顔とまなざし"が印象的でした。

★城西大学薬学部医療栄養学科 
http://www.josai.ac.jp/education/pharmacy/nutrition_dep/index.html

★株式会社フォーラル つばめ薬局
http://www.forall.jp/pharmacy/info_tsubame/tsubame.html
※東京メトロ南北線 王子神谷駅から徒歩2分、年中無休で開局

※曜日別の営業時間はHPでご確認ください。




 
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