<おいしい情報をお届けするコラム>バランスよく食べて夏の疲れを解消しよう

全国栄養士養成施設協会‐栄養士・管理栄養士をサポート > コラム > <おいしい情報をお届けするコラム>バランスよく食べて夏の疲れを解消しよう

<おいしい情報をお届けするコラム>バランスよく食べて夏の疲れを解消しよう

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

何とか暑い夏を乗り越えたのに、「食欲がない」「体がだるい」と不調のサインが表れるこの時期。夏の疲れを長引かせないためには十分な睡眠と食事が大切です。

夏の間、食欲不振や調理が面倒といった理由で、ランチはおにぎりや菓子パンだけ、夕食はおかずを食べずにのど越しの良いそうめんやそばなどの麺類ばかりと、肉や魚、野菜などが不足して糖質過多に陥ることがあります。糖質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、エネルギー代謝に必要なビタミンB群が不足すると、糖質をエネルギーに変えることができず脂肪となって蓄積され、エネルギーは不足して疲れやすくなります。ビタミンB群とはビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類。相互に関わり合いながら働くことからビタミンB群と呼ばれています。水溶性のため不要な分は尿などから排泄され体内に貯めておくことができないので毎日摂取したい栄養素です。豚肉や卵、豆類、緑黄色野菜、乳製品など多品目に含まれていますので、偏らずにいろいろな食品を取りましょう。

食欲がないのに無理にたくさん食べることはありません。夏の疲れを解消して元気を取り戻すために、少なめでもバランスよく食べて効率良くスタミナアップしましょう。外食でのメニュー選びでは、肉や野菜などの具材が多いものを。コンビニやスーパーのお惣菜を利用するときは組み合わせを意識しましょう。

調理時間が少なく手軽に作ることができて、一皿で栄養バランスがいいドライカレーをご紹介します。ごはんだけでなくうどんやスパゲティにもよく合います。カレー粉に含まれるスパイスやハーブには食欲増進や疲労回復の効果が期待できます。

 

【ドライカレーの温泉卵のせ】
 

【材料 2人分】

豚ひき肉150g
タマネギ1個(200g)
ニンジン1/2本(80g)
ピーマン1個(30g)
トマト1個(200g)
大豆水煮50g
ニンニク1/2片
サラダ油小さじ1
-----
カレー粉大さじ1
ケチャップ大さじ1
しょうゆ小さじ2
洋風スープの素小さじ1
-----
温泉卵2個
ごはん1合分(茶碗2杯分)


【作り方】

(1)タマネギ、ニンジン、ピーマンは粗みじん切り、トマトは1cm角に切り、ニンニクはみじん切りにします。

(2)鍋にサラダ油を入れてニンニク、タマネギの順によく炒め、タマネギが透き通ってきたら豚ひき肉を加えてさらに炒めます。

(3) 豚ひき肉の色が変わったらニンジン、ピーマン、トマト、大豆水煮も加えて軽く炒め、さらにカレー粉、ケチャップ、しょうゆ、洋風スープの素を加えて、時々混ぜながら弱めの中火で汁気がなくなるまで煮詰めます。

(4) 皿にごはんと(3)のドライカレーを盛り、真ん中に温泉卵をのせます。

(1人分 687kcal 塩分1.4g)


  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加